本記事では、モーニングページについて解説します。
- モーニングページの始め方は?
- モーニングページの具体的なやり方が知りたい!
- モーニングページがなかなか継続できない…。
これらのお悩みを解決します。
モーニングページのやり方は非常にシンプルです。
しかし、効果を感じられなかったり、続かない人も多いです。
本記事では、どこよりも詳しくモーニングページの具体的な方法を紹介します。
実際にモーニングページを実際に6ヶ月続けた筆者が書きました。
ぜひ参考にしてください。
モーニングページとは?
モーニングページとは、朝起きてすぐに、ノート3ページを書き出す習慣です。
アメリカのアーティスト「ジュリアキャメロン氏」が提唱しました。
日本ではベストセラー書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で広がっています。
僕は、岡田斗司夫さんの解説動画を観て興味を持ち、書籍を買ってモーニングページのやり方を勉強しました。
書籍ではモーニングページ以外にも創造性を上げる方法が紹介されています。
興味があれば書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」もチェックしてみてください。
モーニングページのルール・やり方
モーニングページのルール・やり方を紹介します。
ルールは非常にシンプルです。
- 朝行う
- ノートの3ページを文字で埋める
- 人に見せない
たったこれだけ。
それぞれ解説しますね。
ルール① 朝行う
モーニングページは朝行うのが理想です。
詳しくは後述しますが、モーニングページには「脳の排水」の役割があります。
考えても意味のないこと、ネガティブなことをノートに吐き出します。
モーニングページを行った後は、頭がすっきりするはずです。
つまり、朝行うことで、最高の1日のスタートを切ることができます。
「朝起きてすぐ」がベスト
可能ならば、「朝起きてすぐ」がベストです。
スマホも見ないで、すぐにモーニングページを始めましょう。
スマホ(特にSNS)はネガティブな感情が渦巻いています。
スマホチェックよりも先にモーニングページを行い、1日の良いスタートを切りましょう。
ルール② 3ページのノートを文字で埋める
モーニングページは、毎朝ノートの3ページ分を手書きの文字で埋めます。
筆記用具は、ボールペンでも、鉛筆でも、万年筆でもOK。
スマホやパソコンで書くことは推奨されていません。
なぜなら、スマホやパソコンで書くと、思考スピードよりも早く文章が書けるからです。
手書きは漢字を思い出したり、手を動かして書かなければなりません。
筆記速度が落ち、思考スピードよりも遅く書くことが出来ます。
そのため、じっくりと頭を使った文章になり、モーニングページの効果がアップします。
書く内容はなんでもOK!
モーニングページに書く内容は、なんでもOKです。
昨日あったことでも、将来の夢でも、過去の話でも構いません。
何も書くことがない時は、「何も書くことがない、何も書くことがない」と、書き殴ってください。
とにかく、ノートを文字で埋めることが大切です。
ルール③ 人に見せない
3つ目のルールは、「人に見せないこと」です。
モーニングページを何日か続けていると、無性に誰かに自慢したくなります。
「こんなに頑張って書いているんだぞ!」と。
しかし、人に見せてはいけません。
一度でも人に見せると、人に見せるための内容になり、書く内容が制限されるからです。
あくまでも、モーニングページは自分だけのものです。
人の目を気にして書かないためにも、人には見せないようにしましょう。
自分も見ない
自分も8週間は書いた内容を見ない方が良いとされています。
モーニングページはネガティブな感情を書き綴ることも多いです。
読み返すと、またネガティブな感情が戻ってきてしまう可能性があります。
以上の3つがモーニングページの基本ルールです。
【続けて分かった】モーニングページの具体的な方法
今紹介した基本の3つのルールは、書籍やネットで調べるとすぐに分かるはずです。
ここからは、モーニングページを実際に続けてみて分かった内容を深掘りします。
モーニングページを続ける上で、必ず疑問に思うことを解説したので、参考にしてください。
ノートの大きさはA4サイズ?
モーニングページのノートの大きさはA4サイズが推奨されていました。
ぶっちゃけると、僕はA4のノートを使わず、B5ノート(大学ノート)で行っています。
なぜなら、A4ノートは大きすぎて、時間がかかりすぎるからです。
計測してみると、2〜2.5時間程度かかることが分かりました。
そのため、僕はワンサイズ小さくしてB5ノートにしています。
しかし、B5ノートでも、毎日70〜90分程度かかる点は注意してください。
僕は90分の時間を捧げる価値があると確信して、続けています。
B5ノート1ページでもOK
時間がない人や、書くのに慣れていない人は、B5ノートの1ページを書くだけでもOKです。
なぜなら、モーニングページの原案はアメリカで、英語の筆記を想定しているからです。
日本語と英語では、文字数あたりの情報量が3倍違うと言われています。
そのため、英語の3ページ=日本語の1ページと言うことができるでしょう。
「ずっとやりたかったことを、やりなさい」には、モーニングページの所要時間は20〜30分程度と記載がありました。
僕はB5ノート3ページに70〜90分かかるので、1ページは20〜30分程度となり、計算は合います。
B5ノート1ページでも十分な効果を期待することが出来るでしょう。
苦労して3ページを書き続けるわけ
B5ノート1ページでも良いのですが、僕は基本的に3ページを続けています。
シンドイと感じることもありますが、3ページを書くのには大きなメリットがあるからです。
1ページ分の文章は、慣れてくると、意外とすぐに埋まります。
昨日の出来事を書いていると、気づいたら1ページ埋まります。
2ページ目になると、だんだんとネタが切れてきます。
そして、3ページ目になると、完全にネタが切れます。
ネタ切れでも文章を書くためには、過去や、未来を考えるしかありません。
頭をフル回転させて、過去の記憶を発掘したり、未来を必死に想像して書きます。
3ページのモーニングページはアイデア発見機
頭をフル回転させて未来のことを考えると、本当の自分の夢・やりたいことが見えてきます。
毎日忙しく暮らしていると、真面目に将来のことを考える時間は意外と取れません。
3ページの高負荷なモーニングページを行っていると、強制的に自分の未来を想像します。
すると、やるべきことが明確になり、今の自分がやらなければならないことが自然と見えてきます。
その中には、潜在的に秘められていた良いアイデアもあります。
実際に僕はモーニングページのおかげで何度も仕事のアイデアを得ることができました。
これこそが、僕が時間をかけても3ページのモーニングページを続ける理由です。
モーニングページに意味がない・効果がないと思ったら
モーニングページを続けていると、意味がない、効果がないと思うこともあるかもしれません。
僕自身、毎日90分もかける価値があるのか?と悩んだことがありました。
そんな人にオススメなのが、モーニングページを行いながら、1日の予定を立てるのがオススメです。
モーニングページを、ただの習慣として行うのではなく、日常生活で役立つようにするのです。
モーニングページに明確な意味を持たせることができるので、モチベーションが下がらなくなります。
モーニングページをしながらTODOリストを作る
モーニングページ用のノートのほかに、メモ帳を手元に用意します。
そして、モーニングページを行っている間に、湧いてきた「やりたいこと」「やる必要があること」をメモします。
モーニングページは未来のことも考えるので、自然と「やりたいこと」が湧いてきます。
あとは、モーニングページが終わったら、軽く整理するだけで、その日のTODOリストが完成します。
僕は、その日のTODOリスト、月単位のTODOリスト、年単位のTODOリストとして分類して整理しています。
モーニングページから出てきた「やりたいこと」を全て無駄なく回収していますよ。
ノートの置き場所に困る
モーニングページのノート置き場に困っている人も多いです。
モーニングページは人には見せてはいけないので、隠す必要があります。
しかし、毎日書いていると、ノートはどんどん膨れ上がります。
毎日3ページを続けていると1年で20冊程度になるはずです。
ここまで増えると、隠すのも難しくなりますし、シンプルに邪魔に感じる人もいるはずです。
ノートは捨ててOK
結論、モーニングページは捨ててOKです。
モーニングページの役割は、「脳の排水」なので、書いた時点で目的は達成しています。
90日以降にサラッと目を通して、邪魔ならば捨てましょう。
僕は、前述の方法で、TODOリストとして必要な内容を別に保管しています。
そのため、過去のモーニングページにはあまり価値を感じていません。
今のところ捨てていませんが、邪魔になったら躊躇わず捨てます。
タイマーを使うのもオススメ
僕は、モーニングページにかかった時間をタイマーで計測しています。
そして、ノートの最終行に、その日にモーニングページにかけた時間を記録しています。
「今日は75分かかった」「今日は90分かかった」と。
時間を計測することで、心の状態を測る指標になります。
「今日はいつもよりも時間がかかったな。なんでだろう。」と考えてみましょう。
「〇〇が心に引っかかっていた!」思わぬ発見をすることも多いです。
タイマーは別に用意する
タイマーにはスマホを使わない方が良いでしょう。
スマホのタイマーを使うと、ついつい余計なものを見がちです。
やるならば、シンプルな時間の計測だけのタイマーがオススメです。
ちなみに僕は、100円ショップで買ったタイマーを愛用しています。
以上が具体的なモーニングページの方法でした。
モーニングページにオススメなアイテム
モーニングページには特殊な道具は必要ありません。
極端な話、家にあった鉛筆でチラシの裏に書いても良いですからね。
ただ、自分のお気に入りの道具を使った方が楽しいですし、長続きします。
この章では、モーニングページの道具の選び方とオススメのアイテムを紹介します。
モーニングページにオススメなノート
モーニングページにオススメなノートの特徴は以下の2つです。
- フラットに開くノート
- にじまないノート
サイズは、A4かB5が良いでしょう。
個人的には、A4は大きすぎて時間がかかるので、B5のノートを使っています。
B5ノートは一般的なサイズなので、選択肢が豊富なのも嬉しいです。
リングノートを使ったこともありますが、ノートの端まで文字を書くので、リング部分が邪魔でした。
シンプルなフラットに開くノートが良いでしょう。
また、ノートには罫線はA罫線とB罫線があります。
僕はA罫線では文字が大きすぎたので、B罫線で落ち着いています。
愛用ノート「プラスノート」
僕は1日3ページ書くので、1ヶ月に1冊以上のノートを消費します。
そのため、コスパに優れたプラスのノートを愛用中。
Amazonで10冊パック、1300円程度で買えます。
紙質も値段の割によく、モーニングページ以外の用途でも使えるのでオススメです。
モーニングページにオススメな筆記用具・ペン
ペンもご自身のお気に入りを使ってOKです。
ただ、書く量が多いので、軽い力で滑らかに書けるペンが良いでしょう。
個人的には、万年筆がオススメです。
万年筆は、書けば書くほど、自身の書き癖をペン先が覚えます。
そして、より書きやすく進化するのが凄いところ。
たくさんの文章量を書くモーニングページと相性抜群の筆記用具です。
今は、安くて高品質な万年筆がたくさんあります。
カジュアルに使える万年筆もあるので、興味があれば万年筆デビューをしてみてはいかがでしょうか。
愛用ペン「プロフェッショナルギア スリム」
モーニングページで使っている筆記用具は、セーラー万年筆の「プロフェッショナルギアスリム」です。
9年以上使っている万年筆なので、僕の書き癖を覚えてくれて、至高の書き味。
壊れるまで使おうと思っています。
万年筆デビューには、パイロットのカクノがおすすめです。
価格が1000円程度と安く、書き味が良い万年筆。
僕も高校生の時にカクノと出会い、万年筆にハマりました。
モーニングページとの相性も良いので、ぜひ。
モーニングページを継続するコツ
- モーニングページが継続できるか心配
- 日記は三日坊主になったことがある
こんな人のために、モーニングページを継続するコツを紹介します。
僕は、モーニングページを6ヶ月以上続けていますし、習慣化が得意です。
過去にブログの毎日投稿も365日以上続けたこともあります。
モーニングページを継続するコツがこちら。
- 時間を決める
- 場所を決める
- 自分を許す
- 自分なりのやり方を探す
それぞれ詳しく解説します。
コツ① 時間を決める
まずはモーニングページを行う時間を決めるのが良いでしょう。
オススメは、朝起きてスグです。
朝起きて、歯を磨いて、顔を洗って、トイレに行って、モーニングページをする。
いつもの朝のルーティンの中にモーニングページを組み込みましょう。
いつもの行動の中にモーニングページを組み込むことによって、習慣として定着しやすくなります。
コツ② 場所を決める
モーニングページを行う場所を決めるのもオススメです。
理想は、誰にも邪魔されない空間です。
自室がある人は、自室がベスト。
家族と住んでいるなら、誰も起きていない早朝が良いかもしれません。
毎日行うので、なるべく負担の少ない自宅が良いでしょう。
カフェなどは、雨の日や休みの日などで、続かない原因を作ってしまいがちです。
コツ③ 自分を許す
モーニングページが継続できない最大の理由は完璧主義です。
1日でもモーニングページを休むと、やる気が失せてしまう人もいるのではないでしょうか。
人間、生きていれば、どうしてもモーニングページができない日もあります。
そんな時は、夜にモーニングページをやっても良いと思います。
いっそのこと、その日はモーニングページを休んで、また次の日から始めても良いのです。
完璧主義になりすぎずに、ある程度ラフにやりましょう。
僕も何日か休んでいます
僕は半年以上モーニングページを続けていますが、正直に言うと何日か休んでいます。
風邪で寝込んだ日、ひどい二日酔いの日、朝早くから行動しなければならない日…などなど。
そんな日は、素直に休んで、次の日のモーニングページに前日の出来事を記しています。
長く続けるものだからこそ、自分を許すことも大切だと思っています。
コツ④ 自分なりのやり方を探す
モーニングページに正解はありません。
モーニングページの基本ルールを紹介しましたが、全てを守る必要はないのです。
- 朝にどうしても時間が取れないから、昼や夜に行う
- 3ページ書くのがシンドイから、1ページだけ書く
- 手書きが苦手だから、パソコンを使う
- 毎日書けないから、2日に1回、1週間に1回書く
- モーニングページが合わないから、別の習慣を始める
オールオッケーです。
モーニングページは、とにかく初めてみることが大切です。
やらない言い訳を考えずに、今、この瞬間からでも始めてみましょう。
【想像以上!】モーニングページの効果
最後に、モーニングページを続けていて、僕が感じたメリットについてご紹介します。
簡単に言うと、生きやすくなりました。
特に、HSP(繊細な人)や、悩みすぎてしまう人、内向的な人には、絶大な効果があると確信しました。
モーニングページの効果は大きく分けると以下の3つがあります。
- ポジティブになる
- 自己肯定感が上がる
- 創造性アップ
それぞれ解説します。
効果① ポジティブになる
モーニングページを行うと、ネガティブな感情が減り、ポジティブになります。
なぜなら、モーニングページは、「脳の排水」を行うことができるからです。
大量に文字を書くことで、脳の余計な思考を吐き出すことが出来ます。
スマホの、メモリ解放、キャッシュクリアというイメージでしょうか。
僕は嫌なことがあると、長い間、頭から離れません。
忘れたと思っても、ふとしたキッカケで思い出し、再び負のループが始まります。
しかし、モーニングページを始めてからは、負のループに悩まされることが格段に減りました。
毎朝毎朝、悩みのタネをノートに吐き出しているからだと考えられます。
仕事やプライベートに集中できるようになり、QOL(生活の質)が上がった実感があります。
効果② 自己肯定感が上がる
モーニングページのおかげで自己肯定感が上がりました。
モーニングページをやっていると、良いアイデアが出たり、自分の得意なことが分かったりします。
すると、周りから褒められたり感謝されることも増えて、自己肯定感が上がります。
自己肯定感が上がり、さらに積極的に行動し、再び感謝されて…と良いループに入ることができました。
効果③ 創造性アップ
僕が最も感謝しているのが、創造性が上がったことです。
人間は挑戦することにブレーキをかける傾向があります。
やらない理由を探して、いつまでも新しいことに挑戦しない。
結果として、同じところをぐるぐる回るだけなので、進歩もしません。
モーニングページのおかげで、やりたいこと、アイデアがポンポン出てきます。
おかげで毎日が創造的で楽しくなりました。
まとめ:モーニングページで生きやすくなる
以上、今回はモーニングページの具体的な方法について解説しました。
僕はモーニングページを始めてから、物事がどんどん上手くいっているのを実感しています。
商談がうまくいったり、アイデアが浮かんで新たな事業をスタートしたり、シンプルに収入が上がったり…。
「なんだか、生きにくいな…。」「物事がうまく行かない…。」
そんな風に悩んでいる方は、ぜひ一度やってみてください。
最後に今回の内容をおさらいします。
- 朝起きてすぐに、3ページのノートを文字で埋める習慣
- 心の浄化、自己肯定感の向上、創造性の刺激などの効果あり
- 無理をせず、自分なりのやり方で始めてOK
モーニングページは家にあるもので簡単にできるます。
今この瞬間からでもやってみてくださいね!
モーニングページのQ&A
いつから始めてもOKです。
朝にやることがオススメされていますが、別に夜にやっても構いません。
とりあえず、適当なノートとペンを用意して今すぐにやってみましょう!
無理をしないことです。
1日でも1行でも書いただけで、あなたの心は整います。
やっているうちに、自分のペース、やり方が見えてきますよ。
人によって差があります。
たくさん書く人ほど早く効果を実感できるでしょう。
僕の場合は3日目くらいから、心が軽くなりました。
ほとんどの人は、1週間以内に効果を感じられると思います。