本記事では、モーニングページについて解説します。
- モーニングページの始め方は?
- モーニングページの具体的なやり方が知りたい!
- モーニングページがなかなか継続できない…。
これらのお悩みを解決します。
モーニングページのやり方は非常にシンプルです。
しかし、効果を感じられなかったり、続かない人も多いです。
本記事では、どこよりも詳しくモーニングページの具体的な方法を紹介します。
実際にモーニングページを実際に6ヶ月続けた筆者が書きました。
ぜひ参考にしてください。
モーニングページとは?
![モーニングページのやり方が記されたずっとやりたかったことを、やりなさい。の書籍](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/zuttoyaritakattakotowo-1024x576.jpg)
モーニングページとは、朝起きてすぐに、ノート3ページを書き出す習慣です。
アメリカのアーティスト「ジュリアキャメロン氏」が提唱しました。
日本ではベストセラー書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」で広がっています。
僕は、岡田斗司夫さんの解説動画を観て興味を持ち、書籍を買ってモーニングページのやり方を勉強しました。
書籍ではモーニングページ以外にも創造性を上げる方法が紹介されています。
興味があれば書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」もチェックしてみてください。
モーニングページのルール・やり方
モーニングページのルール・やり方を紹介します。
ルールは非常にシンプルです。
- 朝行う
- ノートの3ページを文字で埋める
- 人に見せない
たったこれだけ。
それぞれ解説しますね。
ルール① 朝行う
モーニングページは朝行うのが理想です。
詳しくは後述しますが、モーニングページには「脳の排水」の役割があります。
考えても意味のないこと、ネガティブなことをノートに吐き出します。
モーニングページを行った後は、頭がすっきりするはずです。
つまり、朝行うことで、最高の1日のスタートを切ることができます。
「朝起きてすぐ」がベスト
可能ならば、「朝起きてすぐ」がベストです。
スマホも見ないで、すぐにモーニングページを始めましょう。
スマホ(特にSNS)はネガティブな感情が渦巻いています。
スマホチェックよりも先にモーニングページを行い、1日の良いスタートを切りましょう。
ルール② 3ページのノートを文字で埋める
モーニングページは、毎朝ノートの3ページ分を手書きの文字で埋めます。
筆記用具は、ボールペンでも、鉛筆でも、万年筆でもOK。
スマホやパソコンで書くことは推奨されていません。
なぜなら、スマホやパソコンで書くと、思考スピードよりも早く文章が書けるからです。
手書きは漢字を思い出したり、手を動かして書かなければなりません。
筆記速度が落ち、思考スピードよりも遅く書くことが出来ます。
そのため、じっくりと頭を使った文章になり、モーニングページの効果がアップします。
書く内容はなんでもOK!
![モーニングページの実際にノートに書いた例](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/morning-page-ex1-1024x575.jpg)
モーニングページに書く内容は、なんでもOKです。
昨日あったことでも、将来の夢でも、過去の話でも構いません。
何も書くことがない時は、「何も書くことがない、何も書くことがない」と、書き殴ってください。
とにかく、ノートを文字で埋めることが大切です。
ルール③ 人に見せない
3つ目のルールは、「人に見せないこと」です。
モーニングページを何日か続けていると、無性に誰かに自慢したくなります。
「こんなに頑張って書いているんだぞ!」と。
しかし、人に見せてはいけません。
一度でも人に見せると、人に見せるための内容になり、書く内容が制限されるからです。
あくまでも、モーニングページは自分だけのものです。
人の目を気にして書かないためにも、人には見せないようにしましょう。
自分も見ない
自分も8週間は書いた内容を見ない方が良いとされています。
モーニングページはネガティブな感情を書き綴ることも多いです。
読み返すと、またネガティブな感情が戻ってきてしまう可能性があります。
以上の3つがモーニングページの基本ルールです。
【続けて分かった】モーニングページの具体的な方法
今紹介した基本の3つのルールは、書籍やネットで調べるとすぐに分かるはずです。
ここからは、モーニングページを実際に続けてみて分かった内容を深掘りします。
モーニングページを続ける上で、必ず疑問に思うことを解説したので、参考にしてください。
ノートの大きさはA4サイズ?
![モーニングページのノートサイズ2種類](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/morning-note-1024x575.jpg)
モーニングページのノートの大きさはA4サイズが推奨されていました。
ぶっちゃけると、僕はA4のノートを使わず、B5ノート(大学ノート)で行っています。
なぜなら、A4ノートは大きすぎて、時間がかかりすぎるからです。
計測してみると、2〜2.5時間程度かかることが分かりました。
そのため、僕はワンサイズ小さくしてB5ノートにしています。
しかし、B5ノートでも、毎日70〜90分程度かかる点は注意してください。
僕は90分の時間を捧げる価値があると確信して、続けています。
B5ノート1ページでもOK
時間がない人や、書くのに慣れていない人は、B5ノートの1ページを書くだけでもOKです。
なぜなら、モーニングページの原案はアメリカで、英語の筆記を想定しているからです。
日本語と英語では、文字数あたりの情報量が3倍違うと言われています。
そのため、英語の3ページ=日本語の1ページと言うことができるでしょう。
「ずっとやりたかったことを、やりなさい」には、モーニングページの所要時間は20〜30分程度と記載がありました。
僕はB5ノート3ページに70〜90分かかるので、1ページは20〜30分程度となり、計算は合います。
B5ノート1ページでも十分な効果を期待することが出来るでしょう。
苦労して3ページを書き続けるわけ
B5ノート1ページでも良いのですが、僕は基本的に3ページを続けています。
シンドイと感じることもありますが、3ページを書くのには大きなメリットがあるからです。
1ページ分の文章は、慣れてくると、意外とすぐに埋まります。
昨日の出来事を書いていると、気づいたら1ページ埋まります。
2ページ目になると、だんだんとネタが切れてきます。
そして、3ページ目になると、完全にネタが切れます。
ネタ切れでも文章を書くためには、過去や、未来を考えるしかありません。
頭をフル回転させて、過去の記憶を発掘したり、未来を必死に想像して書きます。
3ページのモーニングページはアイデア発見機
頭をフル回転させて未来のことを考えると、本当の自分の夢・やりたいことが見えてきます。
毎日忙しく暮らしていると、真面目に将来のことを考える時間は意外と取れません。
3ページの高負荷なモーニングページを行っていると、強制的に自分の未来を想像します。
すると、やるべきことが明確になり、今の自分がやらなければならないことが自然と見えてきます。
その中には、潜在的に秘められていた良いアイデアもあります。
実際に僕はモーニングページのおかげで何度も仕事のアイデアを得ることができました。
これこそが、僕が時間をかけても3ページのモーニングページを続ける理由です。
モーニングページに意味がない・効果がないと思ったら
モーニングページを続けていると、意味がない、効果がないと思うこともあるかもしれません。
僕自身、毎日90分もかける価値があるのか?と悩んだことがありました。
そんな人にオススメなのが、モーニングページを行いながら、1日の予定を立てるのがオススメです。
モーニングページを、ただの習慣として行うのではなく、日常生活で役立つようにするのです。
モーニングページに明確な意味を持たせることができるので、モチベーションが下がらなくなります。
モーニングページをしながらTODOリストを作る
![モーニングページのメモ](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/morning-page-memo-1024x575.jpg)
モーニングページ用のノートのほかに、メモ帳を手元に用意します。
そして、モーニングページを行っている間に、湧いてきた「やりたいこと」「やる必要があること」をメモします。
モーニングページは未来のことも考えるので、自然と「やりたいこと」が湧いてきます。
あとは、モーニングページが終わったら、軽く整理するだけで、その日のTODOリストが完成します。
僕は、その日のTODOリスト、月単位のTODOリスト、年単位のTODOリストとして分類して整理しています。
モーニングページから出てきた「やりたいこと」を全て無駄なく回収していますよ。
ノートの置き場所に困る
モーニングページのノート置き場に困っている人も多いです。
モーニングページは人には見せてはいけないので、隠す必要があります。
しかし、毎日書いていると、ノートはどんどん膨れ上がります。
毎日3ページを続けていると1年で20冊程度になるはずです。
ここまで増えると、隠すのも難しくなりますし、シンプルに邪魔に感じる人もいるはずです。
ノートは捨ててOK
結論、モーニングページは捨ててOKです。
モーニングページの役割は、「脳の排水」なので、書いた時点で目的は達成しています。
90日以降にサラッと目を通して、邪魔ならば捨てましょう。
僕は、前述の方法で、TODOリストとして必要な内容を別に保管しています。
そのため、過去のモーニングページにはあまり価値を感じていません。
今のところ捨てていませんが、邪魔になったら躊躇わず捨てます。
タイマーを使うのもオススメ
僕は、モーニングページにかかった時間をタイマーで計測しています。
そして、ノートの最終行に、その日にモーニングページにかけた時間を記録しています。
「今日は75分かかった」「今日は90分かかった」と。
時間を計測することで、心の状態を測る指標になります。
「今日はいつもよりも時間がかかったな。なんでだろう。」と考えてみましょう。
「〇〇が心に引っかかっていた!」思わぬ発見をすることも多いです。
タイマーは別に用意する
![モーニングページに使うタイマー](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/morning-page-timer-1024x575.jpg)
タイマーにはスマホを使わない方が良いでしょう。
スマホのタイマーを使うと、ついつい余計なものを見がちです。
やるならば、シンプルな時間の計測だけのタイマーがオススメです。
ちなみに僕は、100円ショップで買ったタイマーを愛用しています。
以上が具体的なモーニングページの方法でした。
モーニングページにオススメなアイテム
![モーニングページに必要なもの](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/mornig-page-itme-1024x576.jpg)
モーニングページには特殊な道具は必要ありません。
極端な話、家にあった鉛筆でチラシの裏に書いても良いですからね。
ただ、自分のお気に入りの道具を使った方が楽しいですし、長続きします。
この章では、モーニングページの道具の選び方とオススメのアイテムを紹介します。
モーニングページにオススメなノート
![モーニングページのおすすめノート](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/morningpage-note-recommend-1024x576.jpg)
モーニングページにオススメなノートの特徴は以下の2つです。
- フラットに開くノート
- にじまないノート
サイズは、A4かB5が良いでしょう。
個人的には、A4は大きすぎて時間がかかるので、B5のノートを使っています。
B5ノートは一般的なサイズなので、選択肢が豊富なのも嬉しいです。
リングノートを使ったこともありますが、ノートの端まで文字を書くので、リング部分が邪魔でした。
シンプルなフラットに開くノートが良いでしょう。
また、ノートには罫線はA罫線とB罫線があります。
僕はA罫線では文字が大きすぎたので、B罫線で落ち着いています。
愛用ノート「プラスノート」
僕は1日3ページ書くので、1ヶ月に1冊以上のノートを消費します。
そのため、コスパに優れたプラスのノートを愛用中。
Amazonで10冊パック、1300円程度で買えます。
紙質も値段の割によく、モーニングページ以外の用途でも使えるのでオススメです。
モーニングページにオススメな筆記用具・ペン
![モーニングページにおすすめのペンと万年筆](https://guideprag.com/wp-content/uploads/2023/12/mornig-page-pen-recommend-1024x575.jpg)
ペンもご自身のお気に入りを使ってOKです。
ただ、書く量が多いので、軽い力で滑らかに書けるペンが良いでしょう。
個人的には、万年筆がオススメです。
万年筆は、書けば書くほど、自身の書き癖をペン先が覚えます。
そして、より書きやすく進化するのが凄いところ。
たくさんの文章量を書くモーニングページと相性抜群の筆記用具です。
今は、安くて高品質な万年筆がたくさんあります。
カジュアルに使える万年筆もあるので、興味があれば万年筆デビューをしてみてはいかがでしょうか。
愛用ペン「プロフェッショナルギア スリム」
モーニングページで使っている筆記用具は、セーラー万年筆の「プロフェッショナルギアスリム」です。
9年以上使っている万年筆なので、僕の書き癖を覚えてくれて、至高の書き味。
壊れるまで使おうと思っています。
万年筆デビューには、パイロットのカクノがおすすめです。
価格が1000円程度と安く、書き味が良い万年筆。
僕も高校生の時にカクノと出会い、万年筆にハマりました。
モーニングページとの相性も良いので、ぜひ。
モーニングページを継続するコツ
- モーニングページが継続できるか心配
- 日記は三日坊主になったことがある
こんな人のために、モーニングページを継続するコツを紹介します。
僕は、モーニングページを6ヶ月以上続けていますし、習慣化が得意です。
過去にブログの毎日投稿も365日以上続けたこともあります。
モーニングページを継続するコツがこちら。
- 時間を決める
- 場所を決める
- 自分を許す
- 自分なりのやり方を探す
それぞれ詳しく解説します。
コツ① 時間を決める
まずはモーニングページを行う時間を決めるのが良いでしょう。
オススメは、朝起きてスグです。
朝起きて、歯を磨いて、顔を洗って、トイレに行って、モーニングページをする。
いつもの朝のルーティンの中にモーニングページを組み込みましょう。
いつもの行動の中にモーニングページを組み込むことによって、習慣として定着しやすくなります。
コツ② 場所を決める
モーニングページを行う場所を決めるのもオススメです。
理想は、誰にも邪魔されない空間です。
自室がある人は、自室がベスト。
家族と住んでいるなら、誰も起きていない早朝が良いかもしれません。
毎日行うので、なるべく負担の少ない自宅が良いでしょう。
カフェなどは、雨の日や休みの日などで、続かない原因を作ってしまいがちです。
コツ③ 自分を許す
モーニングページが継続できない最大の理由は完璧主義です。
1日でもモーニングページを休むと、やる気が失せてしまう人もいるのではないでしょうか。
人間、生きていれば、どうしてもモーニングページができない日もあります。
そんな時は、夜にモーニングページをやっても良いと思います。
いっそのこと、その日はモーニングページを休んで、また次の日から始めても良いのです。
完璧主義になりすぎずに、ある程度ラフにやりましょう。
僕も何日か休んでいます
僕は半年以上モーニングページを続けていますが、正直に言うと何日か休んでいます。
風邪で寝込んだ日、ひどい二日酔いの日、朝早くから行動しなければならない日…などなど。
そんな日は、素直に休んで、次の日のモーニングページに前日の出来事を記しています。
長く続けるものだからこそ、自分を許すことも大切だと思っています。
コツ④ 自分なりのやり方を探す
モーニングページに正解はありません。
モーニングページの基本ルールを紹介しましたが、全てを守る必要はないのです。
- 朝にどうしても時間が取れないから、昼や夜に行う
- 3ページ書くのがシンドイから、1ページだけ書く
- 手書きが苦手だから、パソコンを使う
- 毎日書けないから、2日に1回、1週間に1回書く
- モーニングページが合わないから、別の習慣を始める
オールオッケーです。
モーニングページは、とにかく初めてみることが大切です。
やらない言い訳を考えずに、今、この瞬間からでも始めてみましょう。
【想像以上!】モーニングページの効果
最後に、モーニングページを続けていて、僕が感じたメリットについてご紹介します。
簡単に言うと、生きやすくなりました。
特に、HSP(繊細な人)や、悩みすぎてしまう人、内向的な人には、絶大な効果があると確信しました。
モーニングページの効果は大きく分けると以下の3つがあります。
- ポジティブになる
- 自己肯定感が上がる
- 創造性アップ
それぞれ解説します。
効果① ポジティブになる
モーニングページを行うと、ネガティブな感情が減り、ポジティブになります。
なぜなら、モーニングページは、「脳の排水」を行うことができるからです。
大量に文字を書くことで、脳の余計な思考を吐き出すことが出来ます。
スマホの、メモリ解放、キャッシュクリアというイメージでしょうか。
僕は嫌なことがあると、長い間、頭から離れません。
忘れたと思っても、ふとしたキッカケで思い出し、再び負のループが始まります。
しかし、モーニングページを始めてからは、負のループに悩まされることが格段に減りました。
毎朝毎朝、悩みのタネをノートに吐き出しているからだと考えられます。
仕事やプライベートに集中できるようになり、QOL(生活の質)が上がった実感があります。
効果② 自己肯定感が上がる
モーニングページのおかげで自己肯定感が上がりました。
モーニングページをやっていると、良いアイデアが出たり、自分の得意なことが分かったりします。
すると、周りから褒められたり感謝されることも増えて、自己肯定感が上がります。
自己肯定感が上がり、さらに積極的に行動し、再び感謝されて…と良いループに入ることができました。
効果③ 創造性アップ
僕が最も感謝しているのが、創造性が上がったことです。
人間は挑戦することにブレーキをかける傾向があります。
やらない理由を探して、いつまでも新しいことに挑戦しない。
結果として、同じところをぐるぐる回るだけなので、進歩もしません。
モーニングページのおかげで、やりたいこと、アイデアがポンポン出てきます。
おかげで毎日が創造的で楽しくなりました。
まとめ:モーニングページで生きやすくなる
以上、今回はモーニングページの具体的な方法について解説しました。
僕はモーニングページを始めてから、物事がどんどん上手くいっているのを実感しています。
商談がうまくいったり、アイデアが浮かんで新たな事業をスタートしたり、シンプルに収入が上がったり…。
「なんだか、生きにくいな…。」「物事がうまく行かない…。」
そんな風に悩んでいる方は、ぜひ一度やってみてください。
最後に今回の内容をおさらいします。
- 朝起きてすぐに、3ページのノートを文字で埋める習慣
- 心の浄化、自己肯定感の向上、創造性の刺激などの効果あり
- 無理をせず、自分なりのやり方で始めてOK
モーニングページは家にあるもので簡単にできるます。
今この瞬間からでもやってみてくださいね!
モーニングページのQ&A
いつから始めてもOKです。
朝にやることがオススメされていますが、別に夜にやっても構いません。
とりあえず、適当なノートとペンを用意して今すぐにやってみましょう!
無理をしないことです。
1日でも1行でも書いただけで、あなたの心は整います。
やっているうちに、自分のペース、やり方が見えてきますよ。
人によって差があります。
たくさん書く人ほど早く効果を実感できるでしょう。
僕の場合は3日目くらいから、心が軽くなりました。
ほとんどの人は、1週間以内に効果を感じられると思います。